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絨毯を敷きこなす




 
ペルシャ絨毯や敷物全般に関しての知識は充分お持ちのお客様と既に絨毯を幾つも
敷いていらっしゃるお客様にちょっとしたご提案をしてみます。



 
筆者はファッション業界で長きに渡り服を着こなす事を生業としていた。
服を着こなす。絨毯を敷きこなす。これはかなり共通する面があり、私的な想いの産物だけではないと思っています。


 



 
洋服の場合もサイズや似合う色彩、好みや冒険心が必要です。
絨毯を敷きこなす場合も洋服と同じでお部屋のサイズや家具とその他のインテリとのバランスはとても重要です。


 



 
そんな事はとうに分かっていますよ。ですね? 笑

そこでワンポイントアドバイスです!ばっちり似合いすぎなお洋服や、お部屋に合い過ぎっていうのが

曲者です。少し遊びか必要なのです。それが熟すの極意です。お洋服なら貴方のお気に入りのカラーに

プリント柄のスカーフや派手なイヤリング。またはいつもは履かないピンヒールのそれも赤のサンダル!

絨毯の場合もリビングサイズは好みのベージュをベースにして、ミニサイズや玄関サイズで遊び心一杯の

赤や緑、黄色にコバルトブルーのラグをそのベージュのリビングサイズの上にさりげなく敷いてみて下さい。

きっと、貴方らしさの演出の空間が表現でき、位置を変え、季節に合わせ、彩光を考慮しているうちに

お手元の絨毯を敷きこなし、癒しのスペースは貴方だけのものになっていくものです。


 


 
 
絨毯を愛する
 
 人を愛するように静物である絨毯をこよなく愛する 人がいる。私自身以前はその一人であった。

幾枚も幾枚も、まるで千夜一夜のように毎夜繰り返される物語を語るシャハラザードの語りのように。

新しい絨毯の出会いはその語りに耳を傾け愛でる事の至福の時。

人知れず自己満足の極みの中で贅沢な時を過ごす時。

それは気が付けば一掬の幸せの瞬間。

滑らかで滑らかなシルク絨毯。

絹糸の高邁な静寂と 冷たさが私にはとても寂しく、

そしてだからこそ 豪華絢爛な存在は私から遠ざかる故に憧れる逸品。

シルク絨毯は憧れの存在のままにして、そして部族 絨毯との出会いへ。  



   
部族絨毯との出会いは、とある絨毯店の床にボロッとした風情で敷かれていました。
綺麗ではないけれど何故か魅力的。何かに惹かれる時は理由などいりません。
何か。その何か。の出会いでした。 その絨毯は上部掲載のカシュガイだったと後で知りましたが、
私にとってはどこの産地の何々織りというこだわりは無く、
ブランド的な価値や基準は特に重要ではなく、、 その何か。でした。

この何か。自分自身にとって何か感じるものがある事がワクワクして楽しくて、 日々の生活に重要なスパイスとなります。

高級ペルシャシルク絨毯の数万ノットの織りの細かさにこだわる事などを別として、
心惹かれるものを大切にしたいと思います。 絨毯だけではなく身の回りの事物に惹かれ、
引き寄せたものがあると充実感を得られます。

その小道具たちの品質だけでなくイメージが好き、雰囲気がいいとか、
思い入れを大事にする事であれもこれもとバラツキのあるインテリアになり
バランスを崩す場合もあるかもしれませんが、それこそが自分らしく、
または貴方らしいテイスト表現になるかもしれません。

絨毯大好きという方は、あれも好き。これもいいと惹かれてしまって困っている
とのお話をよく聞きます。ギャッベ、ペルシャシルク絨毯、部族絨毯、遊牧キリム、
アフガン絨毯、パキスタン、トルコ、チャイナ、そしてインド。きりがありませんが、

心惹かれる絨毯はそれぞれの国の文化、文様、技術、
織り手の心意気が万華鏡の様に美しく輝き惹かれてしまうのは
当然です。各国の誇りを持ち織っているのですから。

それぞれの国のテイストもイメージもサイズも違う絨毯を敷き詰めてみると
不思議としっくりくるのは魔法の絨毯のなせる業とでも言うべきでしょうか?

お客様も絨毯通が多く手慣れたています。私の出る幕やアドバイスなんて
必要ない方が殆どです。ご自身の生活空間に合わせて楽しんでいらっしゃいます。

でも時にお店にはこんなお客様がいらっしゃいます。この絨毯欲しいけれど、沢山敷いているので、
これ以上もう敷く空間が無いのよ。使わなければ勿体ないしね。と。

そこでご提案。今敷いてある絨毯の上に無造作に斜めに敷いてみてください!!
あぁ、それでもいいの?
えぇ。意外としっくり似合っちゃいますよ。

数日後、お客様が再度ご来店。
この前のアドバイス、良かったです。何故かしっくりと憩いの場に変身しました!

絨毯ファンは絨毯の奥深い世界に魅了され新しい出会いを心待ちにしています。
皆さんは産地や目の詰まり、商品の品質やブランドとしての価値だけではなく心に響く
何か感じものを探しています。本物を見る目が養われた結果なのだと思います。

何か感じるもの。大事ですね。

 

ブランディングの敗北

ダイヤモンドは永遠の輝きと、私達をマインドコントロールしたダイヤモンド
業界は引き際が素敵でしたね。

それでもつい最近大きなダイヤモンドを贈ったどこかの富豪が話題になっていました。
贈られた女性は世界一幸せな女性とでも言いたげな内容です。


さて、私の予測ですが将来的にはブランドという概念がなくなると思います。
特に若者達のブランド離れは顕著です。ブランドに価値を見出さないのだと思います。
ブランドに振り回され人生を棒に振る人々を間近に伺えば尚更の事、
価値判断基準は自分が決定する。とても賢明です。